魔術としてもう考えられないかも!アロマテラピーは魔法に起源があった

アロマテラピーって、知られすぎてしまった感がありますが、アロマテラピーも魔術の一分野です。ネットを検索すれば「バッチレメディー」という名前で情報を得ることができます。

魔術サイドでは一般的にアロマテラピーが認知されたことから、逆にアロマが見直されて、魔術独自の用法と効果が再確認されだしたような状況にあるともいえます。

アロマテラピーで利用されているものを手がかりにして、実験的に利用すれば、効果を確認できるものも少なくないように思います。気分が落ち込んでしまった時に、ある種のアロマを使用しています。

ここでは、ウィッカンによるアロマの利用法を紹介するだけにします。この方法によって混乱を避けられると期待しているからです。それでは魔術的アロマ利用の紹介を始めましょう。

魔術的にアロマを使用する目的は3つあります。まず、嗅覚を刺激して心の状態を整えることです。この用法だけが現代アロマセラピーに取り上げられているといえるでしょう。この部分の効果は確認されているわけですね。しかし、魔術であるためにこれだけでは終われません。

次に呪文と結びつけて、空気の精霊を召喚するために用います。召喚というと物ものしい話になってしまいますが、実感として召喚できたと感じられる雰囲気を醸すことが重要なようです。これは召喚魔術を学ぶことで理解できるようになるはずです。

そしてアロマの精気が呪文を効果させる目的があります。アロマの精気が上に登っていく様子が願いを天に届ける働きをすると感じられるようになります。古来、祈りはお香の煙とともに天に昇るとされてきたのと平行した概念ですね。

実際にアロマを使用する時には、働かせたい呪文の性質とアロマの種類とは応答しなければなりません。ちなみに応答の概念は魔術の世界観の柱の一つで重要です。性質として応答していれば、関連づけるために苦労を強いられないからです。

またほとんどの呪文は特定の惑星か神々と関連したアロマを必要とします。多くは自分自身を聖別や清めで備えるためにアロマを用います。使用する魔術にふさわしく身と心とを整えることが、アロマを利用する目的のひとつでした。

次に魔術で一般的に使用するアロマと応答する内容のリストを掲げてみましょう。内容は魔術のグループによって多少変化するようです。また個人差が大きく決定的な内容ではありません。この点に充分注意頂く必要があります。ですから、ひとつの試用に期待する効果が得られない場合は、別のアロマを試してみましょう。

ブルーベリー:家や財産から悪影響を遠ざけておくために焚きます。
カーネーション:癒やしのために伝統的に用いられます。
チェリー:魅惑して愛を刺激するため、金星に捧げられます。
シナモン:富と成功を得るために用いられます。
ココナツ:守護と聖別のために焚かれます。
乳香:太陽の力を引き出して、陽の刺激によって場を清め、物を聖別します。
ジャスミン:特に恋愛に関連した全般的な幸運のために用います。
睡蓮:心の眼を開き、瞑想を助け、心と外界との調和を得させます。
ムスク:感性の次元を揚げたり、勇気と生命力のために焚かれます。
ミルラ:保護のための古来のアロマ。癒やし霊的にして清める
松:力を得るために焚かれます。またマイナスのエネルギーを跳ね返します。
バラ:愛の魔術に用いられます。平安の力を家に取り戻します。
サンダルウッド:癒やしと保護、清めなど全般的な用途のために優れています。
いちご:愛、幸運と友情に用いられます。
バニラ:性欲を刺激し、記憶力を高めます。

ここに挙げたもの以外にも多くありますので、興味があれば是非調べてみてください。